ブラウンのデザイン哲学
恥ずかしながら,ブラウン (BRAUN) というとシェーバーしか思いつかない私でした。これまで様々な種類の製品を世に送り出していたんですね。ブラウン製品を手にしたことはないのですが,そのデザインに対する考え方は共感するものがありました。
ブラウン デザインとは:
・革新的であると同時に、自然である。
・機能的であると同時に、感情に訴える。
・識別的であると同時に、個性と、世界的に受け入れられることを調和させる。
・恒久的な品質を誇ると同時に、高水準の視覚的アピールを備える。
・明確であると同時に、最適条件の多機能を提供する。
・誠実に、誤った期待を抱かせることなく、みずからの基本価値を肯定する。
・審美的であると同時に、高度な合理性をも表現する。
BRAUN Design World より引用
デザインはやはり、ユーザの感情に訴えるものがないと駄目なんでしょうね。iPod しかり。「買いたい」と思うものはどこかに感動させられるものがあります。また、何をしてくれるのか、何をしたらいいのかが明確です。
- ユーザ:「○○がしたいんですけれど...」
- 開発者:「ああ、それならば、このボタンを押して設定パネルを開いてから...」
- ユーザ;「わかりにくいね」
- 開発者:「でもやりたいことは出来ますよ」
- 開発者:「わからなければ,マニュアルを読んで下さい」
なんてのは、デザインされているとは言わないんだろうと思います。
まともにデザインされている携帯電話に巡り会いたいと思うこの頃です。